これが本当の生きかただ。
虚飾も世辞もなく、そうしてひとり
誇りを高くして生きている。
こんな生きかたが、いいなあと
思いました。
太宰治:水仙
*
3つある内の、1つに慌しく目を
通しただけのことなのだ。
「知らなかった」。「解らない」。
安易な言葉に頼り、何故遡らない。
上澄みだけを、さらりと掬う。
自分の好しとするものにだけは、
熱心。執着するのだろう。
嫌いなのは、嘘吐きな人。
誠実を装う人。
自信家は、好きだ。
ただし、半端な自己愛は好かない。
突き抜けてこその、自信家。
(私は何ごとも、なにごとも半端)
*
「自己弁解は、敗北の前兆である。
いや、すでに敗北の姿である」。
太宰治は、そう綴った。的を射る様。
いま、だれがわらったの?