輪の中から、出られません。
自分しか居ない輪の中。
*
いつの間にか、月命日に
文章を綴らなくなった。
忘れたのではないけれども、
以前に比べて、想う時間は
少なくなっている。
謝るのは、違うのでしょう。
でも、やはり
「ごめんなさい」と言わずには
居られないのです。
もう、同じ後悔はしない。
*
(私はまだ、行けないので・・・)
先ずは、下界下町の天国にはきっと
辿り着いてみせます。
出来れば、夏に行きます。
夏の都会が好きだったでしょう?
お祭りのような、あの馬鹿げていて
そして愉快な空間に居ることが。
天国への、お手紙です。